家族の時間が何より大切!フランス流の「母の日」(Fête des Mères)の過ごし方とは?

母親や母親同然の保護者の方に対し、あらためて日頃の感謝の気持ちを伝える「母の日」。フランスにも母の日がありますが、フランス人はどのように母の日を過ごすのでしょうか。今回は、フランス人の「母の日」の過ごし方をご紹介します。

フランスの「母の日」はいつ?

フランスの母の日の歴史を紐解いてみましょう。フランスではナポレオン・ボナパルトの時代にも母親を称える日の制定が考えられていたと言われていますが、現代の形の「母の日」のはじまりは20世紀初頭。アメリカの母の日誕生と同時期になります。

1906年、フランス東南部の現オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏にあるイゼール県のアルタスという小さな村で、多産の家庭を表彰する式典が開催され、9人の子どもを持つ2人の母親が表彰されました。これは人口減少に対する対策として行われたもので、アメリカで母の日のきっかけになった最初の式典より2年早いこの式典が、フランスの母の日の先駆けといわれています。

1918年にはリヨンで第一次世界大戦により子どもや夫を失った母親や妻をねぎらう式典が開催。各地への広がりを受け、1926年4月20日にフランス政府が公式の式典を開催し、​第二次世界大戦中の1941年5月25日には、国家的な行事として母性を称える日が普及。戦後の1950年5月24日に、大統領により5月の最終日曜日が母の日として正式に制定され、現在に至ります。

一人の女性の個人的な想いから広がったアメリカや、キリスト教の伝統的風習“Mothering Sunday”に由来するイギリスの母の日とは異なり、フランスでは戦時中の出生率低下対策として、多産を奨励する目的で、最初から公的な取り組みとして始まったのが特徴的ですね。

フランス人の「母の日」の過ごし方とは?

ヨーロッパ各国と比較すると、「気づいたら終わっていた」程度の認知度の国もある中、国民的な祝日として盛り上がっている雰囲気があるフランスの母の日。母の日のお得なサービスや商品が多数登場しますが、家族が集まり、母親を囲んで特別な時間を過ごす大切な日、として定着しています。​

日本で母の日といえばカーネーション。フランスではシンボリックな花は特になく、お母さんが好きな花を贈ります。バラやユリ、ボタンやシャクヤクなどが人気です。

保育園や小学校の低学年の子どもたちには定番の贈り物があります。工作の時間に子どもたちが母の日のプレゼントとして一般的に作る「パスタネックレス」(collier de nouilles/collier de pâtes)というもの。これは乾燥したマカロニやペンネ、ファルファッレなどに紐やワイヤーを通し、カラフルに着色するお手製のネックレスです。

母の日の思い出として懐かしく思い出す人も多く、家庭環境の多様化やジェンダーの観点から学校で作る機会も減っているようですが、ノスタルジックなアイテムとして販売するサイトもあったりするのは微笑ましいですね。

子どもたちは年齢に応じた思い思いの贈り物を用意しますが、いつも忙しいお母さんへのプレゼントはなんといっても「休息」です。朝は、ゆっくりとベッドで朝食をプレゼント、というのが理想的な母の日の朝のよう。そんな「母の日の朝食セット」を提供するサービスもたくさんあります。

日中は一緒に映画館や美術館へ行ったり、観劇やショッピングに付き合ったり、と一緒に外出を楽しむことも。夜は家族が手料理を振る舞ったり、レストランに連れて行ったりと、家族で食卓を囲みます。

家族の時間を大切にするフランス人らしく、一緒に過ごす時間を作ることで家族の絆を深めるのがフランス人流の母の日の過ごし方といえます。

フランス映画に見る「母」と家族の物語

自宅で気軽に映画を楽しめるようになったこのご時世でも、映画館で映画鑑賞を楽しむ人が多い映画大国のフランス。近年の作品から、「母」と家族との関係を描いた映画作品を3本ご紹介します。フランス映画に描かれる母親像、母と子の関係から、さまざまなフランス人の母親像や人生観をうかがい知ることができます。ぜひアペロと一緒に楽しんでみてください。

●「パリの家族たち(La Fête des Mères)」(2019年)

マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督作品。フランス語の原題は、ずばり「母の日」。母の日をめぐり、複雑な家族の問題が浮き彫りになる母親との関係に悩む大人たちの姿を描いたこの映画は、感情の複雑さや家庭の中での再評価をテーマ。大統領、ジャーナリスト、舞台女優、花屋など、パリで働く女性たちが主役に、フランス流の人生観に満ちた大人が共感できる心温まる作品です。母親という存在がもたらす影響、働く女性としての生き方、母娘の葛藤を通して、家族の絆や愛情の再確認が描かれます。

●「母との約束、250通の手紙」(2017年)

ロシアから流れ着いたユダヤ系親子が街の人々に蔑まれながらも、互いの存在を支えに懸命に生きる姿、母と息子の強い絆を描いた作品です。生涯に一度しか受賞できない、フランスで最も権威のあるゴンクール賞を、なんと別名を用いて史上唯一、2度受賞した天才ロマン·ガリの小説「夜明けの約束」が原作。セザール賞4部門ノミネート(主演女優賞、脚色賞、衣装デザイン賞、美術賞)、フランスで動員100万人を超える大ヒットとなりました。髪振り乱しながら息子の成功に執着する母をシャルロット=ゲンズブールが、その想いを受け止める息子役をピエール・ニネが熱演。

●「92歳のパリジェンヌ」(2016年)

パスカル・プザドゥー監督作品。“フランス映画祭2016“での上映時に好評を博し、エールフランス観客賞を受賞したヒューマンドラマです。母親の92歳の誕生日に明かされた思いがけない発表、それは自らの意思で人生に幕を下ろすという決意。驚いた家族は猛反対しますが、これまで知らなかったマドレーヌの思いや過去を知ることに…。尊厳死という重いテーマを扱いながら、いつか誰もが迎えるであろう“人生の幕引き“というテーマを、温かく前向きに探求した感動作です。

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(参考)